「これは私が聞き出した情報なんだけど、自殺した三人と曽野宮君は仲が良くてね。彼らは何だか妙な噂話をしてたらしいんだよ」

「噂話……それは?」

俺がそう聞くと店員がコーヒーを二つ持ってきた。
勝俣は差し出されたコーヒーを少し口にする。

「君は44チャンネルって知らない?」

(早速きたな……)

勝俣は早速44チャンネルの言葉を使ってきた。
俺はここで知らないフリをしなければいけない。