その1

日本が勝ちましたね。
あ、ワールドカップの事です。
サッカーバカの僕にとって、ワールドカップは「毎日一流のサッカーが見られる」お祭りなんです。

正直、戦前は良くて1-1悪ければ0-2と予想してました。
しかし、結果は1-0の勝利。
ただ内容的には、一度も崩しきれなかった日本に対して、カメルーンは三度日本のディフェンスラインを切り裂きましたね。ラッキーとしか言えません。
ただ、本田選手の決定の瞬間が何度もテレビで放送されましたが、僕が見て欲しいのは、松井選手からボールが入る直前の本田選手の動きなんです。
松井選手がルックアップした時は、実は大久保選手と本田選手が縦に並んで、本田選手は大久保選手の自陣側にいました。二人の前に一人、後ろには二人、カメルーンのディフェンダーがいて、本田選手も大久保選手も挟まれていました。
ディフェンダーとしては、定石通りのポジショニングです。
ところが、松井選手の切り返しと同時に、本田選手は円を描くように(ウェーブと言います)カメルーンのディフェンダーの後ろに周りました。
直線的にポジションを変えるのではなく、一度自陣に戻るように円を描きディフェンダーの後ろに回ると、ディフェンダーの視野から消えるのですね。
また、ボールが伸びやすい事を本田選手が瞬間的に認識していたのなら、正に天才としか言えません。

テレビではほとんど再生されなかったドラマが、こんな所にもあったのです。

サッカーって、本当に楽しいですね(映画解説者風に)

あ、宣伝。
サッカーの小説を近々公開。
「もしも彼女が女子高生日本代表監督だったら?」
です。