〜終夜side〜

「終夜!いっ痛いよ」

はっ!
気がつけば体育館裏

後ろを向けば
息を切らす彼女

「はぁ、はぁ」

俺の彼女ゎはっきり言ってモテる
小さくて
フワッとした髪に
でかい目ピンクの唇

「終夜、ど、どうしたの?」

ほら、無自覚かしらねぇけど
潤んだ眼で見上げる
だから俺は言ってしまう…

「うるせぇ…
朝登校してるやつらの邪魔だろ!」

彼女を傷つける言葉を…

「のろいやつは
嫌いなんだよ!!」

あっ…

一瞬見せた
泣きそうな顔…

「あ「ごめんねっ!ごめんね…ごめん…
色々遅くなっちゃてごめんね」
何を言ってるんだ?

「ふぅー。
今までありがと、
終夜は優しいね…」
何を言ってるんだ?
終わりみたいな言いかたして

「……大好きだったよ。
さよなら。別れるね。」