〜終夜side〜

ガチャッ

「お、おじゃましまぁす」

「そんな、緊張すんな、
今日は誰もいねぇし」

ちょこちょこと付いてくる彼女が可愛らしくて
はぁ…
俺理性保てるか…

「2階の一番奥行ってて」

「うん
わかった!」

____
「紅茶でよかった?」

何で正座してんだ?

「は、はぃ!」

「何で敬語なんだよ」

「あっごめんなさぃ!
もぉ敬語使わないから、怒らないで…
嫌いにならないで…」

潤んだ眼で見上ながら彼女はすがる

こんなんにさせちまったのは俺のせいだよな、


ぎゅっ
彼女を抱き寄せ
「ごめんな
今まで冷たく当たってしまって言い訳にしか聞こえないだろけど聞いてくれる?」

「う、うん。わかった」