―――次の日。


教室に入ると、勢いよく涼花が私のもとへやってきた。


「由愛!!!」


「あ、おはよ涼花」


「昨日、どうだったのよ?」


涼花がにやにやしながら聞いてくる。


「いや、あの……」


「あれ、そのペンダントどうしたの?」


涼花が私の首元のペンダントを指さす。


「これ……買ってもらったの」


「うっそ!?あいつもやるじゃん!!!」


涼花は興奮気味。