授業が終わって、真子は男子生徒に呼び出されたみたいで。 まじかよまじかよ。 俺という存在を認知しながら告白か? いい度胸だな…クソ野郎。 真子に『俺もいくっ!』と言ったら、 「死んでもついて来るな」 と、言われた。 でもさあ。真子ちゃん。 俺、彼氏だし。 そんなに強く言われると、ついて行きたくなるのが人間の心理だし。 というわけで、俺はその告白現場を物陰から、自分の存在を消すように見ている。