あれから、1ヶ月が経った。

未だに時空の歪みは現れず、新撰組のみんなは思い思い過ごしている。

だが、あっちの世界に置いてきた仲間が心配なのか時々話したりそわそわしたりしている。

紫音もそれを悲しく思い、沖田と共に見回りの時に探しているが一向に見つからない。

紫「…今日もダメか…」

紫音が悔しそうにつぶやくと、沖田が励ますように紫音の頭を撫でた。

沖「大丈夫ですよ。いつか見つかります。」

紫音は無言で頷く。

そんな平和そうな雰囲気の中、少しずつ暗い影が紫音に近付いていた。