ケータイ小説 野いちご

乙女桜〜誠の武士〜

第一章
拷問




陽凪が連れていかれた後、
幹部達が残る土方の部屋には
重苦しい空気が流れていた。

しばらくすると、
斎藤が部屋に戻ってきた。


斎「副長、奴を閉じ込めてきました。」

土「おぅ、ご苦労。」

沖「…で、土方さん。
どうするんです?あの子。」

ニヤニヤしながら沖田が尋ねる。

近「ま、まさかトシ。
あの子に拷問する気じゃないだろうな…?」

土「その、まさかだ。
あいつが長州と関わりがある
とわかった以上、放っておけねぇ。
何か知ってるかもしれなねぇしな。」

近「でもあの子はまだ子供だぞ。」

土「ったく、近藤さんは甘いんだよ。
今の俺たちには、情報が必要だ。
使えるもんはなんでも使う。
お前らには面倒かけるが、
あいつの存在は俺らしか知らねぇ、
拷問も俺らでやるしかねぇ。
忙しいと思うが、よろしく頼む。」

新選組の為を思っての土方の言葉に
近藤は拷問を許可した。
幹部たちも土方の言葉に頷いた。



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