な「……あ~、頭痛い……。」





頭が痛くてつい目を覚ますといつもの
部屋にいた。





な「あれっ?宴はっ?!」






おかしい、記憶がない…。
総司と平助に追い詰められた所までは
覚えてるんだけど…。




そこからなんにも…。






総「あ、おはよっ。ななか。」



な「あ、おはよう総司。」



総「頭痛くない?大丈夫?」



な「私、昨日のことなんにも覚えてないんだけど。」



総「そうなのっ?!」



な「うん、みんなしっかり話せた?」




私がいなくなった理由よりも
それが気になって仕方ないんだけど。





総「…うん、た~っぷり話せたよ。」





にや



そんな効果音がつきそうな笑みを浮かべる総司。






な「そ、そう。それはよかった。」







きっと今、私の笑顔は引きつっている。