『ねえ、遥はさ・・・本当に好きな人とか居ない訳?』






その時は簡単に誤魔化した






でも本当は嬢の言葉に何年も鍵をかけていたものがゆっくりとゆっくりとあいていった気がしたんだ













俺にも居たんだ







とても好きで・・・凄く愛していた人が







無理だって分かっていたけど・・・





永遠を誓いたいと思っていた人が