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ことりも新に連れられて帰っていった



そして私も遥に呼ばれてバイクに乗った



「嬢~、とにかく何もなかったから帰るぞ~」



遥は相変わらずなテンションでそう言った



翼と誠と、雲雷の人たち数十人は"後片付けがあるから"と、倉庫に残っていた



拓斗と昴は寝込んでから一回も見ていない



皆秘密主義者だから何にも言ってくれないけどまあ、何かしているんだろうな、とは考える








私が遥に掴まると、それを合図にバイクは走り出した








さっき見た住宅街が見えてきた



そうだ、遥の家・・・



今頃ながらも思い出しながら目を伏せた











―――「早く帰ってこないと・・・分かってるよな」



そう言ったあの男の顔を思い出すニヤニヤしていて凄く気持ち悪かった



寒気と恐怖が襲ってきて、ぎゅっと遥に抱きつくと遥はクスッと笑っていた