先に倉庫を出て行った航。

・・・

私も遅れて倉庫を出た。

・・・

周りには人けがなく、

溜息をついた。

周りに秘密の恋。

知られてはいけない・・・のかな?

・・・

両思いになったんなら、

知られてもいい気がするんだけど。

・・・

航は、誰にも知られたくないかな?

・・・

私を好きだと、愛してると言ってくれたけど、

航の本心が、

まだちゃんと読めなくて、

戸惑いも多い。

・・・

私は首を振り、

オフィスに戻った。

・・・

資料に目を通していると、

永遠が近づいてきた。

「・・・何?」

「・・・ちょっと」