(会いたいよ……)




私は家に帰った





玄関で体を崩す




携帯の着信を調べた




~着信なし~




[賢人……いつもきてくれるのに……]




私は賢人に電話をした…




プルルルプルルル……




全然でる気配がない…



通話切断ボタンをおした…



びちょびちょの服をきたまま私は携帯を握りしめた…



プルルルプルルル



バイブと混じりながら


着信音が耳元で響く




(だれ?)



私が着信をみると



~賢人~



とかいてあった



《もしもし…》



《おいっ!何回も電話したんだぞ!なんかあったか?》



(賢人の優しい声が私の胸の中を潤す)



《美羽と喧嘩しちゃった……》



《美羽から聞いた……外に出てこい》



《えっ?!》



プープー


電話がキレた