バチャバチャ





みずたまりを踏んで



まっしぐらに走った






ドンッ




バキバキ





[あ……]





私はなきめのまま前を向いた






そこには私と同じぐらいの男子がいた





[いってぇーなぁ!前見ろよ!…]





[ご……ごめん……なさい]




[つーかさぁ……足のけてくれる?]




(え?)



私は足元を見た




(あ……)



私は携帯を踏んでいた



[あーあー壊れたじゃん!]





[すいません……]




[弁償してもらう……]





[え……でも家にはそんなおかね……]





私は恐る恐る言った





すると私の髪の毛をつかんだ




(やられる!)



私が思った瞬間




[やはり……なら今日から俺の彼女になれ!]




[はぁ?!]




思わず言った




[俺は山崎賢人!!☆☆中学二年生だ!!!]




私と同じ学校で同じ学年だった






[そーゆうことで今からデートにいくぞ!]




[私まだOKしてませんけど?]





私がそう言うと手を握られ引っ張られた






[ちょっとぉーー!]






[ついてこい!]





ドキッ



(なに私こいつにドキドキしてんのよ!まぁ…とりあえず……ついていこう…)





私はついていった






[ここが俺の家だ!]





[え……]





[あがってけ!]




そう言われ部屋にはいった





賢人の部屋はシンプルで




白か黒の物しかなかった





(男子の部屋入ったの初めて!)




私は思わず拍手してしまった






[なんの拍手だよ!]




賢人が笑った




ドキッ


またドキドキしてしまった




(なんで……こいつなんかに…)




[な……なにもないよ!]





そう言うと近づいてきて




[俺に惚れた?]




小声で言われた





(はぁ?!)




[はぁ……な……なにいってんのよ!]





[照れてる……]




そう言いながら部屋のカギをしめた




(え……こいつ…なにするき?)




私は恐る恐る賢人を遠ざけた





[どうした?]




そう言いながらベットでゴロゴロしていた



[あ……あのさぁ……部屋のカギあけていい?]




そういって私は部屋のカギをあけて



逃げた




[やめろ!おい!ちょっと……ま…て!]






振り返ると賢人の気配がない




部屋に戻ると





布団にもぐっていた