「うーんもうちょっと眠らせて…。」

「だめだよ、そろそろ起きてよ。」

大学の頃から聞き慣れた声が
俺の覚醒を促す。

「今日はイルルは詰所に行くんでしょ?」

確かそういうことを
リーヴェに言われた気がする。

でもまだ眠い…。

「しょうがない子ねぇ。」

ナタ…ナターシャが、
ほんわりとそう言ったかと思うと

ばさっ!

…。

……。

容赦なく布団を剥ぎ取られた。

ニコニコ笑顔で
ばっさりと布団を剥ぎ取るナタ。

トシを取ってから容赦なくなったなぁ…。