「ユメ!ちょっと、コンビニで買い物してきてよ!」


ジム内には、いつものようにワタシをパシリに使う声が響く。


「は~い。」


また、パシリか…あ~もう勘弁してほしいよ。


「何?その顔は…パシリにされたくなかったら、早く試合で勝ちな!」


容赦ない先輩の言葉が、ワタシの心臓に激しく突き刺さる。