次の日。 登校してると、 「おはよう、坂枝」 左から声が聞こえた。 「あ、赤坂くん…おはよ」 「腫れ大分ひいたね?よかった…」 わたしの頬をすこし見つめて呟くように言う。 「うん、昨日はありがとう」 「…のさ!デートのことだけど…」 あ、忘れてた。 「う、うん…?」 「海ってだめ?」 はい? この季節に??