「由宇さん!好きです。付き合って下さい!」



私、篠崎  由宇は今・・・告白されている。
  如何しようか・・・断ろう。



「ありがとう。でも御免なさい」



さすがに好きでは無い人にはOK出来ない。
  残酷だから・・・そう思ったのに、



「お試しで良いので・・・1か月時間をください!」



そう言うのだ。時間をください・・・ってことは、1か月で好きにさせるってことで良いのだろうか?
  まぁ、この人の少しでも報いになれえばいいか。
私が好きになれば良いだけだし・・・



「1か月・・・分かった。受けるよ。
1か月で惚れさせるってことだよね?」



「はい!ありがとうございます!」



明るい人だなぁ。私とは正反対だ。
  あれ?この人の名前知らないや・・・



「名前は?」



まるで、忘れてた!とでも言いそうな顔してる。
  ちょっと面白い・・・かも。



「俺、1年3組の早瀬  修!」



隣のクラスみたいだ。知らなかった・・・
  周りに興味が無かったからだろうか。



「修・・・これから宜しくね?」



「宜しく!篠崎さん!」



・・・なんか違和感・・・
  そうか!