ケータイ小説 野いちご

俺様社長は左手で愛を囁く

3.奇妙な同棲生活

「デカッ」

・・・

思わずそんな声が私の口から洩れた。

ハッとして、口元を押さえる。

翔は私を見てクスクスと笑う。

私は真っ赤になった。


「これが、オレの家だ。

今日からここに住んでもらうから。

ここには、オレと、お手伝いの加藤さんの二人。

加藤さんはずっとうちのお手伝いをしてる人で、

何でも言うといい」



「は、はい」


・・・

翔の家は、一人暮らしのくせに、

6LDKある一軒家。

外観はレンガの洋風で、中も、

洗練された家具ばかりが置かれていた。

でも、

なんだか落ち着ける空間。

男の人の割に、

優しい基調の家具ばかりで・・・

リビングに入るなり、

60代の女性がこちらに向かって

頭を下げた。

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