家に帰って1人で入るには十分な大きさなお風呂に入ってからリビングに向かうと、


ソファーには偉そうに座っているリュウガ、テーブルではお弁当を並べているアキさん。2人ともスーツの上を脱いだ格好でいるところを見ると、どうやらお弁当を食べず私を待っていてくれたらしい。



ソファーに座りタバコをふかしていたリュウガはガラステーブルにある黒い灰皿べタバコをもみ消すと、


立ち上がって椅子へと着いた。
私もそれに合わせてテーブルへと近づくと、唐揚げ弁当の置いてある前へ腰掛ける。



リュウガとアキさんとこうしてご飯を食べるのは初めてで、何だか無性に緊張感してしまう。


いつもはだいたいレイジ達と外食するか、私が作ったご飯をレイジと食べるかのどっちかだから。



こんなにも緊張感の溢れる食卓は初めてだった。

たかがお弁当なのに、ただご飯を食べるだけなのに。




正面にはリュウガ、右隣にはアキさんが座る。