「……っ!」 ガバッと、飛び起きる。 今の夢は何だろう……。 (鈴の音と……誰かの声……) ピピピピッ 目覚まし時計が鳴って、急いで止める。 もう朝だ。 雅は唇をかむ。 準備をする為にカバンを開き、そこから見えたきたのはカッター。 それを見て、左手首をさする。 息を付いて、ブレザーの制服に着替えると、台所へと向かった。