紗綾side

「その痣…どうしたんですか?」

言われた瞬間に痣を隠す。

「……転けたんです」

「…そうですか」

見るたびに思い出すのはあの記憶。

『あんたなんか!』

そういって私を蹴る、殴る、

………ってゆうか…

「ここはどこですか?」

「僕の部屋です」

「沖田さんの?」

「はい」

「そうですか」

「あの私はどうなるんですか?…」

「……それは土方さんと近藤さんが決める事なので…」

「分かりました」

「さぁやさんは………」

「間者じゃありませんよ?」

「えっ?なんでわかったの?」

「勘…です」

そう言って微笑む。

「っ!//////////」

「顔真っ赤ですよ?」

「大丈夫です…」

「なら別にいいですね」

ん?

「あれ?土方さん?」

「あ?」