君を見つけたその日から。 君が好きだと知ったその日から。 ―――君が俺をきらいだと。 気付いた日から。 きっと俺は不毛な恋心に翻弄されている 。 俺のことを軽蔑するように見ながら。 時々優しげに微笑む。 そんなお前が残酷で、可愛くて。 ―――もう溺れてる。 「最低!」 耳にキンキンと響く煩いかな切り声を上 げながら、去っていった女。 ちょっと罵っただけでコレ。