ー・・・




あれから私は香山さんに引きづられるように長州の宿へと帰ったらしい。




なんか、いろいろ香山さんに迷惑をかけてしまったらしいがこれっぽっちも記憶がない。


なんと言うか、あいつに言われた事が衝撃的すぎてさっきまでそこで灰になっていた。




「高杉さん……。私の容姿ってそんなに可笑しいですか……?」



私はすぐそばで何かの文を書いている高杉さんに質問する


「はぁ?どうした?いきなり。」




「いや、可笑しいか、可笑しくないか、だけ答えて頂ければ結構なんです。」




可笑しい理由なんて聞きたくないしね。
それに可笑しい理由は明日、散々あいつに言われる事になりそうだし。




「可笑しいわけないだろう?」



「はい....え?」



意外な返答に変な声をあげる