授業が始まってから、
大澤君は一言もしゃべらずに
ノートに板書していく。

きれいな字…。

見とれていた私に、大澤君が
気づいた。

「どうしたの?」
クールな顔立ち、よくみると
かっこいい!
「べっ別に!!なんでもない…。」
思わず言ってしまった。
私って素直じゃない…。
大澤君はじっとこっちを見ていた。
…何だろう??
「足、開きすぎ…。」
へっ!!?足!?
なんと私の足はガニ股になってて
スカートが太ももまで上がっていた。
ぎゃー!?気づかなかった!
パニック状態の私。
最悪っ。恥ずかしいよう…。
すると大澤君は頬づえをついて、
「意識しちゃうから!」
「は!?」
意識!?どういう意味!?
そして、
「他の人見てなくて良かった…。」
えぇえ!??
もう体温上がりすぎ。
「意識ってどうゆうっ…意味!?」
「しらない。」
クールにそう言ってそっぽ向いた大澤君の顔は少し赤かった。


隣の席の秀才君は、不思議君!?