川のほとりで、拳よりも大きな石を振りかざす人影。 『やめて・・・・・・やめて母さんっ!! 痛いよっ・・・・・・痛いぃぃっ』 泣き叫んでも、泣き叫んでもわたしの頭に振り下ろされる。 痛かった。 体よりも、心が痛い。 ――――私の意識が途切れかけた頃、やがて振り下ろされる手の動きが止まった。