けど、いつまで経っても岬光に話しかけるきっかけが出来ない。



あっ今だ!



と行動に移そうとした時だった。




「岬光!何でジュースなんよ~!?これ飲んでみな!」




紅愛…てめぇ。




俺をチラッと見てにやりと笑った紅愛が岬光に酒を勧めた。




あいつ…岬光って酒飲めんのか?




飲めねぇから飲んでなかったんじゃねーのか?




とか思いつつその光景をただただ見つめていた俺。




岬光が酒を口にした瞬間、顔を真っ赤にして倒れた。




「は!?大丈夫なんか!?」




俺はあわてて駆け寄った。