ある日、学校へ行くと金髪がトレードマークだった康介の髪が黒に染まっていた。それに、なぜかピンクのメッシュまで入れている。

康介だけじゃない。

他のみんなも。

…女子でさえも。

私は理事長室へと向かった。

綾「おい!てめえ何をした!」

達「あぁ、面白いだろう?そして思い出すだろう?蝶紅のことを。」

ニヤリ…と笑う達也をみて無償に腹が立った。

いや、これを見て腹が立たない方がおかしい。

綾「てめぇ…」

達「ん?なんだ?こいつらどうなってもいいのか?」

ピラっと2枚の写真を見せる達也。

綾「ってめ…卑怯…」

達「あはははっ。さぁ、こっちへこい。」

綾「…」

結局私は従うしかないんだ。

この、達也という男に。

達「あはははははははは」

達也の笑い声は、室内に響いてた。

何もできない私に、無償に腹が立った。