「きみかっこいいねー、今暇あ?

これからどっか行こうよ」

大人の品溢れる

色っぽく響かせる声

そっと胸板に触れる指先

フェロモンと首筋の香水のにおいを

振り撒くように

後頭部側から腕を通し髪をかき上げる






「行きません、

こいつ家に連れて帰んなきゃならないんで」


ーグイ


腕を引きながら歩き出す