ケータイ小説 野いちご

1通のメール【完】

悪魔が2人

カラオケにいたのは、海斗のお姉ちゃんの有紀(ゆき)さんだった。
「あっ!夏花じゃん。やっほ~」そう言って手を振ってくる。
はっきり言って、私と友理奈と海斗は有紀さんが嫌いだ。
特に海斗と友理奈は嫌いだし苦手と言っている。海斗の場合自分のお姉ちゃんなのに..。
「てゆうか、さっき海斗と友理奈がいた気がするんだけど気のせい?」
う~ん?これって本当の事言うべきなのかな??
「え~っと..「いるんだね!」私が言おうとしたら勝手に納得していた。
「早く出てきたら~?お姉ちゃん怒っちゃうよ~(笑)」
この「お姉ちゃん怒っちゃうよ」をなめてはいけない。
今の言葉は冗談に聞こえるかもしれないが、有紀さんは元ヤンなのでとても怖い。
「はい..ごめんなさい↓↓」そう言って友理奈と海斗は出てきた。
それと同時に泉ちゃん達も入ってきた。
有紀さんは「めっちゃ、可愛い❤」と言って泉ちゃんとこころちゃんと千夏を連れて行った。
すると、弘樹くんと燐くんは
「ここを返してください!」
「泉を返してください!」
2人はそう言った。それを聞いた有紀さんは「ヒュ~ヒュ~」とからかっている。
からかいが終わったと思ったら次は弘樹くんに
「君に、似てる人うち知ってる!」なんて言い出した。
「う~んと...あの人や!智樹(ともき)!うちの彼氏やねん❤」
「智樹..?」弘樹くんが名前を呟くと「お~い!有紀~、お前いつまで喋ってんねん(笑)
早く帰ってこい...って、弘樹やん!」
「ゲッ!兄貴..↓↓」
「ゲッ!とはなんだ!」
「チッ!ウザ!!皆早く行こうや!」
「そうやな!」と海斗も賛成している。
皆で中に入ろうとしたら、有紀さんに「君たちよ、うちらと喋ろうよ。ちょっと待っててな。うちも智樹も帰る準備してくるな」そう言って中の方に消えて行った。
<<はぁ~~↓↓>>
2人の溜息が聞こえてきた。

「俺、もう終わった..。」海斗がそう言うと弘樹くんも
「俺も..。」と言ってまた
<<はぁ~~↓↓>>と溜息をついた。

「おまたせ~!」そう言って、有紀さんと智樹さんがこっちに来た。


海斗が有紀さんに「何しに来るん?」って聞くと有紀さんは「意味はないかな~」と言って、泉ちゃんとこころちゃんの方へ行った。

「と、とりあえず..どっか行こうや..」友理奈は皆にそう提案した。
「おっ!気きくな~。」有紀さんは褒めたつもりみたいだったが、友理奈は
「ご、ごめんなさい..」と謝っていた。
「なぁなぁ、俺の家来たら?」そう言ったのは燐くんだった。
「そうしよ!燐の家はなめっちゃ広いし!」泉ちゃんは自分の事のように自慢した。

「じゃあ、燐の家な!」今から、燐くんの家で遊ぶ事になった。



「ここが俺の家!」
そう言って、燐くんが指を指した場所にはすごく大きな家が建っていた。

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