「夏花!そろそろ起きなさい」
下からお母さんがそう言ってる。
私は布団から抜け出すのに結構な時間がかかってしまった。
なので、今日も友理奈に怒られている。
「もっと、早く起きれへんの!?」
「ごめん..。次からは..。」
このやり取り何回目?
「明日からは頑張ってな!」
「うん!」
明日からは気つけよ!
今日は海斗と会う事なく学校に着いた。
めずらしい..。いつもは、絶対会うのに..。
学校の校門をくぐると、いっぱいの視線が..。
何かしたっけ..?
あっ!!昨日の那美とのケンカか..。
友理奈は
「もしうちのせいで、夏花になんかあったらごめんな..」
「う、うん」
私の心を読んだの!?って思った。
靴を履きかえようとして、靴箱を見てみると
私の上靴がない。友理奈もないみたいだ。
多分、那美の仕業だろう。
私達は、スリッパを借りに行った。
「ごめんな..。夏花まで巻き込んで」
友理奈は謝ってきた。私は
「別にいいよ!どうせいじめもすぐ終わるやろ」
「うん」
私達はスリッパを借りて教室に行った。