家についたのは4時半頃

時間はキチンと守った形になったな




玄関には勿論のこと執事が待ち構えていた

背が高いスーツのソイツに少しイラッとした



コイツとは相性が悪いのかも……



「おかえりなさいませ」

『おぅ』


そして何故か二人で部屋に入る

何気に服を押し付けながら



「いっぱい買ってきたなー」

『どんだけ必要か分かんなかったから…。つーか、やっぱお前が買いに行けばいい話だろ』


慎二がたまたま居たから良いものの、オレ一人だったら
と思うとゾッとする


我ながら情けない

ファッションの事も勉強しようかな……



「いや、俺はお前の趣味しらねーしぃー」

『……ハァ!?』

「じょ、冗談だよ、ご主人!!睨まないでっ」



ご主人って何だよ…

雇い主は、父だろ


「あ、ホラ、俺あんまこの屋敷出られねぇからさ!」

『ネットがあるだろ』

「急に言われただろ」




………はぁ、

この話は終了ー

自分から言っといてアレだけど終わりそうにないからな



お前が早めに聞いとけば―……と言おうとした口を閉じる



視線を執事から自分の机に向けた


計四代のパソコンを立ち上げて座る