俺の足は、屋上へ急いでいた。



いつもあそこで友達と弁当食ってるらしいし、人がいなそうなところなんて屋上しか思いつかない。



やっとついた屋上の重たい扉を開ける。


そこには体育座りで丸まってるみずほがいた。



普段あんなにはしゃいでる癖に、こういうときに友達とか頼んねぇで一人で泣くんなよな…………。


だからなんかほっとけなくなるんだっつーの。