まだ、春なのに雪のちらつくある日のこと…
三丁目の公園の隅っこに真っ黒な子猫がブルブル震えて、小さな声で泣いていました。
子猫の横には、すっかり冷たくなってしまった猫まんまがありました。
そこに、何度か前足を入れてしまったらしくネコまんままみれになっていました。
とにかく、可愛いなんて思えない汚い猫。
それも、真っ黒のガリガリで…。
目があってしまい…。
でも、いまから明日から初のお泊まり旅行の為のお買い物に行くことに…。
あっ、彼の車が私の横に、「お待たせ!」私はすぐに車乗った。
そして、彼があの子猫に気付いた。「可哀相にあの子猫、助けてあげようよ!でも、ウチは無理だよ。」
その一言が私の心をうごかした。
私は、いつの間にか子猫の前に立ちその子の首元を摘み自分の家に向かって走っていた。
お風呂場で洗いドライヤーをかけ、誰もはいっていないこたつに子猫を入れて出かけた。