季節は冬…。 雪が降ってもおかしくない程まで、気温は下がっていた。 寒いのが苦手な私にとっては全然嬉しくない。 「う~、寒い…」 唯一暖房がある、いつもの部屋。 暖房がついているが、外と中を出入りするときに開かれる扉から入ってくる冷たい風に身を丸くする。 「由美ちゃんってかなりの寒がりだったんだね」 「ほんとに猫だな」 何で皆は寒くないんだろう……私より薄着なのに…。