ケータイ小説 野いちご

【完】王子様の甘い溺愛

1st―王子様は突然に―
交差する矢印





「わー!凄い……おっきいね」



大きな口で欠伸をしているライオンを見ながら、自然とうわぁっと声がでる。



「初めてみるのばっかりっ…楽しい」


「ふっ、よかったな」



早歩きで園内を回る私に、佳斗君が「子供みたいだぞ」と微笑む。


そんな事も気にせず次の場所に行こうと、少し足を速めると、ぐらっと視界が揺れた。

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