ケータイ小説 野いちご

【完】王子様の甘い溺愛

1st―王子様は突然に―
別れと出逢い



生徒が帰った後の、誰もいない静かな教室。




「別れよう、咲姫(さき)」




そんな教室に流れる沈黙を破るように、響く目の前の彼の声。



……。

……あぁ…




「雪人(ゆきひと)がそうしたいっていうなら……別にいいよ」




口から漏れるのは、そんな可愛くない台詞で……




「最後まで何も言わねぇんだな……もういいわ。……じゃあ」



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