・・・

次の日。

・・・

私は会社を休んだ。

・・・

会社には行きたかったが、

保育園に遥斗を預けたくなくて。

・・・

こんな事をしてても、

何の解決にもならないと言うのは、

十分わかってる。

でも・・・

解決策もないまま、

保育園に連れて行く事だけはしたくなかった。

可愛い遥斗に、

何かあっては遅いから。

・・・

午後3時。

全く解決策など見つかるわけもなく。

お昼寝をする遥斗を

ただただ見つめていた。



「…夏樹」

後ろから私を抱きしめた巧の

優しい声が聞こえてきた。