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オレの渡した書類を

穴が開くんじゃないかと言うくらい、

真剣に見つめる大久保。

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確かに、この仕事は

相当大変な仕事。

普通なら、3.4人で、チームを組んで

進める仕事なんだ。

それを大久保一人に任せたのは、

力量も図りたかったが、

周りの奴らの反応も見たかったから。

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真鍋巧。

奴は、オレと同期。

仕事も出来、

去年はあちこち海外に飛び、

仕事をこなすやり手。

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そんな男から、

一度だって女の話など出たことはなかった。

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あの容姿で仕事も出来るエリート

のくせに、

女遊びもしていたのかいないのか・・・