・・・

家に帰った私は、

玄関を閉めた途端、

大きな溜息を一つ。

・・・

はぁぁぁぁ・・

・・・

もっと早く、

巧におなかの子供の事を

話していれば、

こんな勘違いも生まれなかった・・・

・・・

でも、

お腹の赤ちゃんが危険な状態で、

赤ちゃんにもしものことがあったら、

巧はきっと落ち込むと思う。

だから、言えなかった。

・・・

頼りないママで、ゴメンね?

・・・

私はお腹をさすりながら、

赤ちゃんに謝った。