次の日の昼休み。
俺は、屋上で昼寝をしていた。
いや、正確には、まだ寝てないんだけど......。
寝てない、というか、寝れない。
昨日の、長島の泣き顔が、頭から離れないんだ。
いつも元気な長島が、泣いてるところを見たら...、何故か、頭がクラッとした。
病気とかそんな感じじゃなくて、何か変な感じの......
───バンッ...
そんな事を考えていると、屋上のドアがいきなり開いた。
「あ、川野くん!ここにいたんですね!」
そう言いながら、ニコニコ笑っている...、長島。
こいつも...、相変わらず元気だよな。
昨日泣いてたのが、嘘みたいに感じられる。