ケータイ小説 野いちご

龍蝶

決断




新しい制服に着替えたウチは陸とソファーに座っていた。




「栞は・・・?」




重苦しい雰囲気に耐えられずに、口を開いた。





「佳乃と連絡が取れねぇから、誓に送らせた」




「そっか・・・」





栞、怒ってるかな・・・



後で、電話してみよう。





「ねぇ、陸・・・・渓斗さん、泣いてるのかな・・・」





窓に視線を移して、陸に聞く。



今も、降り続いてる雨。





「あたしが、こんなんだから、泣いてんのかな?」





あの頃とは、全然違う、ウチ。



笑えなくなった、ウチ。




そんなウチに渓斗さんは、呆れちゃってるのかな





「佳乃。渓斗はそんな奴じゃ、ねぇだろ」




「うん・・・・」





< 99/ 173 >