第6話〜それは嫉妬?〜



【光】



「じゃあ、ね」

『うん、おやすみ!』

「おやすみ」



時間がある夜は天音と電話。



お互い忙しいから、会える日も少ない。



付き合い出して、早数週間。



正直、このままじゃ自然消滅になってしまわないかと考える。



そうならないように、頑張ってるんだけど……。



「はぁ〜…」



まぁ…しかたないっちゃ、しかたないんだけど……。



天音もほぼ毎日のように、レッスンで忙しいって言ってたしな。