「1年の時から好きでした…付き合ってください!」



目の前には…名前も知らない男子。



こんなことは初めてではない。




「ごめんなさい。あなたのこと知らないので」





だって……ねぇ?


知らない人に言われても……ねぇ?




「俺のこと…知らない?」


「……は?」




声が小さくて……聞こえなかった。




「俺はずっと逢沢さんのこと見てきたのに!!!」



「え……痛っ」






一瞬にしてあたしは


壁と男に挟まれてしまった___