しかし、視界に飛び込んだ物は、 思っていた物と 全然違っていた。 「何だ……これ…」 「ドアよ。でもね、 使う鍵によっては……… どんな所にも行けるのよ。」 「はぁ?」 「信じてないわね。 じゃあ、見てみるといいわ。」 そう言うと、トランプは 不意にゴスロリのポケットから 歪な形をした、鍵を出した。