翌日、部屋には、制服が届いていた




「あ、かわいい」




その制服は、黒に赤のラインが入った、センスのいいものだった




「ちょっと、スカートが短いかな?」




鏡の前で、くるくると回ってみる




「似合ってるわ」




いつの間に入ってきたのか、美弥ちゃんが、ドアに寄りかかっていた




「みみみみ、美弥ちゃん!いつのまに!」

「うーん、回りだしたところから」

「具体的に答えんでよろしい!!」




そして、寮の大食堂に行った

ドアは、重く開くだけでも結構な重労働だった


入ったとたん、たくさんの言葉が飛び交った


そこには、抱えきれないほどの悪意があった