―――――……頭がズキズキする。



重いまぶたをゆっくりと開くと視界に広がるは真っ白な………天井?



「どこ…、ここ。」



見知らぬ天井。
だって、あたしの部屋の天井は真っ白なんかじゃない。



ゆっくりと上半身を上げ、辺りを見渡すとそこは壁も床も真っ白。シミ1つとなく、ドアもない部屋。



あたし、こんな場所知らない……。



筋肉痛みたいな痛みが全身を襲う。


でも、筋肉痛の痛み程度だから、歩けることもできる。



あたしはゆっくりと立ち上がり、真っ白な部屋を歩く。



格好は、高校の制服のままだった。