ケータイ小説 野いちご

さくら~彼が愛したもの~

第一章 軌跡
ふたりの食卓






宵山はもちろん、夏祭りも、花火大会も。海にも行って、夏を楽しんだ。





そんな夏も過ぎ、9月下旬。





「暑さ寒さも彼岸まで。昔の人は、いいこと言うね…」




ジルの日本語力は、凄まじく進歩している。




この間、ジルから飛び出した言葉は、『据え膳食わぬは男の恥』。




どこで覚えてくるのか?ほんと、凄まじいよ。






そんな秋の風を感じながら、歩いている今。





これから、夕食の買い物をして帰ろうとしているところだ。





「ジル、なに食べたい?」




ちなみに、親子丼は昨日食べたばかり。




ん~..と考え中のジルとスーパーを反対に回る。








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