私の彼氏は王子様。
優しくてかっこいい理想の彼氏です。

「ゆーめ♪いくぞー!!」

今日も彼と放課後デートです。

「ごめっ!!遅れちゃっ!?…んっ」

ちゅ―――――

「これで許す!!」

キスなんて日常茶飯事。
毎日のことだし気にしてない。


1日の初めのキスははにかんでるけど…


2回目からは王子様がおおかみに豹変するのです……


「結愛?」

「んー?」

「今日泊まってけば?」

「ブッ―どっ、どうしたの急に!?」

思わず吹き出しちゃった私。

大牙が泊まってけば?なんて聞くことなんてめっっったにない。

「…いや……なんてゆーか。」

「?」

私の頭上には?マークがたくさん浮かんだ。

「…いいから!!泊まって?」

大牙にそう言われたら泊まるしかないかな…?

「わかった♪」