あれから二週間ほど経過したが、これといって変わりはなかった。
何か仕掛けてくるかと思っていたけど・・・。



すると再び一通の手紙が届いた。




『さぁ、ゲームを始めようか。
俺もさすがにこれ以上は待てないしな。

明日から二週間起こることにお前が耐えれたら、解放してやる。
もし耐えられなくなったら自分から俺の元へ戻ってこい。


ここまで自由にしてやったんだ・・・戻ってきたら二度と外へは出さねぇから。
それも踏まえて判断すればいい。






自分か、他人か・・・お前はどっちを選ぶ?』




な、なにこれ・・・
どう見ても脅迫文にしか見えない。

戻らないと、周りを・・・。
私はどうすればいいの・・・?




蒼「大丈夫だ。」



「えっ・・・?」



蒼「根拠はない。
だが俺達は弱くはない。」



伊「そうそう。
組相手にどこまでやれるか分からないけど、すぐにやられるような事はないさ。」



幸「たかが二週間だ。
全員気を引き締めて行動するさ。
だからお前も絶対気をゆるませたりすんなよ。」




みんなが私のために行動してくれる。
相手が格上であろうと、関係ないと・・・。

みんながそんな風に考えてくれていて、私が一人で怖がるなんて駄目だ。




「うん。
みんなを信じる。

私も・・・絶対負けない。」



風「その意気だ!」



理「気持ちで負けたら終わりだしな!
全員で乗り越えてやるさっ!」




気持ちで負けちゃだめだ。
ここまでみんなが言ってくれてるんだから・・・私だって覚悟を決めないとね。





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